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危険な魅惑のアロマ―カフェ「白銀館」物語〈1〉 (富士見ミステリー文庫)読書中に、珈琲の香りを想像させる作品
 時は明治。異国文化が開国後の日本に歓迎されて、32年が経過した東京が舞台。主人公?ユキは13才の明朗かつ無鉄砲な才女であり、有名カフェ白銀館の女給さんでもある。

 とまあ、作品の世界観はこのような感じですが、話は幻のコーヒー豆を巡って展開されます。あとがきによれば、作者はコーヒーに関しては無知と書かれていますが、作品全体を通してコーヒーに対する愛着のようなものが感じられます。本当にこれは推理小説なのか、と途中で思い直すほどコーヒーに関するウンチクが出てきます。
 しかし、かといってそれが不快にさせるでもなく、読み手に安心感を与える不思議な魅力となっています。

 推理小説としての読書の価値は決して満足できる水準には達していません。それは、作者にとって今作が初めてのミステリー作品だったからだと思いますが?????
。私の場合、明治や大正時代に対する憧憬がありましたので、当時の東京の雰囲気や生活模様が読めてそれなりに満足しています。この時代が好きな人、関心のある人には読む価値のある作品だと思います。

 




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